妖怪リクタ

妖怪及び創作イラストサイトです。

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妖怪41〜ヤマンボ〜


妖怪辞典

ヤマンボ

名称/ヤマンボ
出身/鹿児島県奄美大島
特徴/山に棲む子どもの妖怪。普段は大木の根元に座っており、人がくると隠れてしまう。

山中で連れの人に向かって「うーい」と声を掛けると、呼びかけたのとは別の方向から「うーい」と声が返ってくる…山彦のようだけれど、これはヤマンボが返事をしているのだそうです。思ってもいない別の方向から声が返ってくるというのは、人のいない山の中では怖いですね!

奄美大島の山では、木の実を拾うときは全部もって帰ってきてはいけないのだそうです。半分だけ拾い、残りの木の実はヤマンボに置いていかなければなりません。もし全部拾ってしまうと山から出られなくなってしまうのだとか。
山の恵みは、山の神様や生き物からのお裾分けをされているようなもので、感謝しなければいけないですね。だから、根こそぎ取ってしまうなんて論外です。ヤマンボも神様のような存在なのかもしれませんね。

妖怪40~石妖~


妖怪辞典

石妖

名称/石妖(セキヨウ)
地域/静岡県
特徴/石の妖気が美しい女性に化けたもの。

昔、石切り場に美しい女性が現れ、石工達に「皆さんお疲れでしょう。私が按摩をして差し上げましょう」と声をかけてきました。好意に甘えた石工達は、女性から按摩されるとあまりの気持ちよさにか、一人また一人と次々に眠っていってしまいました。しかし、一人の石工は女性を「妖怪では・・・」と怪しんでその場からこっそり立ち去りました。その後、山中で猟師に出会い、石工は逃げてきた経緯を話すと猟師もその女性を怪しいといい、再び二人で石切り場へ引き返しました。戻ると女性はまだいましたが、二人の姿を見て驚き逃げ出し、猟師は女性を鉄砲で撃ちました。猟師と石工は女性の倒れた場所へ駆け寄ると、そこには砕けた石だけが残されていたそうです。
そして、按摩をされて眠る石工達の背中を見ると、縦横に引っ掻き傷がありましたが、家へ連れて帰り薬を塗ると他に病もなく傷は癒えたとのことです。

石妖はいったい何をしようとしていたのでしょう・・・まさか、本当に親切心で疲れを癒そうとしていたのでは??
気絶するように眠ってしまうほど按摩が気持ちよかったのだとすると、撃たれたのは気の毒としか・・・ ><;
しかし、その後もたびたび女性は現れたそうなので、お亡くなりにはなっていなかったようです。さすが石の妖怪ですね!!

妖怪39~夜行さん~


妖怪辞典

夜行さん

名称/夜行さん(ヤギョウサン)
出身/徳島県 他
特徴/夜行の日(陰陽道でいう厄日)、大晦日、節分、庚申の日の夜中に首切れ馬にのって町を徘徊する。夜行さんに見つかってしまったら、投げ飛ばされたり、馬に蹴り殺されてしまうという。

もしも夜行さんに出会ってしまったら、草履を頭の上にのせ地面に伏せていると、そのまま通り過ぎていってしまうとのこと。けれど、真横を通られたりしたら怖いですよね。
夜行の日、大晦日、節分、庚申の日の夜はできるなら家から出ない方がよさそうです。
※徳島県の美馬町周辺では首切れ馬が単独で行動しており、やはり大晦日、節分の時は夜間外出は危険といわれています。噛みつかれるという話もありますが、首がないのにどうやって?・・・恐ろしいです。

ちなみに、陰陽道で正月・2月子日、3月午日、4月午日、5月巳日、6月巳日、7月戌日、8月戌日、9月未日、10月未日、11月辰日、12月辰日が夜行日=災いの日といわれています。
百鬼夜行の日ともいわれるそうなので、その日は夜は気をつけないといけませんね。夜行さん以外にもいろいろな妖怪が外を練り歩いてそうです。

三好町山城辺りの夜行さんは一つ目で、夜に夕飯の話をすると窓から手を差し伸べてくるのだそう。「なにそれ、美味しそう。ちょーだい」ということでしょうか。
なんだか前者とイメージと違うのですが・・・徳島だけにまさか狸では?!なんて思ってしまいますね^^;

妖怪38~おさん狐~


妖怪辞典

おさん狐

名称/おさん狐(オサンキツネ)
出身/大分県、他
特徴/しっぽに火をともして通行人をおどかしたり、美しい女性に化けて男をたぶらかしたりした。ときには相手を死に陥れたりもしたという。

いろいろおさん狐について調べてみると各地に生息するんですね。
宮城県、新潟県、大阪府、京都府、岡山県、鳥取県、広島県・・・まだまだありそうです。

たくさんある中で、日本昔ばなしにあった大分県のお話が旅人と狐の良い話でしたので、そのおさん狐をイメージして描いてみました^^
嫉妬深く、ずる賢いなどといわれがちですが、そうではなくただ人と語らうのが好きな古狐です。
「小野瀬の河原棲む美女に化けるのが上手な狐のおさんは、ある日、行商の男に出会います。男はおさんを狐だとわかっていましたが気にすることもなく、おさんも正体がばれても驚くことはありませんでした。行商の男と芸者に化けたおさんは人と狐関係なく酒を酌み交わし一晩中語り明かしました。次の日に男は旅立っていきました。それからもおさんは河原にくる人の打ち明け話を聞いたそうです」(簡略な説明ですみません・・・気になる方はぜひ検索を!)
おさんと男の会話などがちょっと粋な感じでとても良いお話です。日本昔ばなしは子ども向けなのですが、本当のストーリーはもっと大人っぽそうですね。
美しい娘に化けていたところ、男に「ちょっと若すぎないか?」とひやかされ、色気ある芸者に化け直すおさんがとても可愛いらしいです。

人間をだますのが得意な狐と狸はよく比較されますが、どちらも悪戯であったり殺めたりとやっていることは余り変わらないような・・・
しかし、あえて妻帯者・彼女もちをねらうのは狐独特なんじゃないかななんて思うのですがどうでしょうか。
ちなみに狐が妻や恋人がいる男を選ぶのは、痴話喧嘩を好むからだそうです・・・男性の方は気をつけましょうね。

妖怪37〜禰々子〜


妖怪辞典

禰々子

名称/禰々子(ネネコ)
地域/茨城県、群馬県 他
特徴/利根川流域に生息していた河童の女親分。暴れ者で川の堤防を崩し、畑を荒らし、子どもや馬を川へ引きずり込んでは溺死させていた。住み着いた流域は災いが起こるといわれている。

禰々子は河童界では名をはせた大親分だったそうですね。関東の河童を統括しているのだとか!真偽はさだかではありませんが、もしそうだとすると女親分なんてカッコイイですね。
「野郎共!あたいについてきな!」と子分をひきつれて村襲いそうです。なかなかの悪ですね・・・(←注:陸太妄想)

人間に恐れられていた暴れん坊禰々子も、ついには捕らえられて懲らしめられてしました。腕を切られたなんていうお話も。(腕は利根町にある民家にまつられていましたが今はないそうです)許しを得る代わりに妙薬をさずけたともいわれていますが、河童にはよくあるお話ですね。
それ以来、悪戯をすることはなくなったそうです。

日本昔ばなしでは禰々子親分引退話がありますよ。悪戯ばかりして村人を困らせていた禰々子は利根町にある加納家の若旦那のしかけた罠にひっかかり、頭の皿を割られ能力を失いました。禰々子は親分を引退し、命を助けてくれた加納家へ住み着き一生働いたとのこと。
河童としての能力で右にでるものもいない程の強者だった禰々子は、はじめて若旦那に負けて惚れてしまったのでは・・・なんて思ってしまうお話でした。
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